トロフィーの種類
「1本柱トロフィー」と「4本柱トロフィー」
スタンダードトロフィーには、「1本柱トロフィー」と「4本柱トロフィー」の2種類があります。
1本柱トロフィー
「1本柱」は、台座からてっぺんの人形までが一直線につながったトロフィーです。
スッと立ち上がるシンプルなシルエットが美しく、サイズ展開の豊富さと汎用性が特長です。
組み合わせるパーツによって、小さなものから大きなものまで幅広いサイズを作ることができるので、本格的な大きな大会はもちろんのこと、趣味の集まりや小さなお子さんも参加する場での表彰にも使いやすいです。価格も、4本柱に比べて安いものが多いです。
4本柱トロフィー
一方、台座から4本の柱が立ち上がっている「4本柱」はどっしりゴージャスな重厚感が魅力です。4本の柱で囲まれた中央には、女神やワシの人形が入っています。
私は背が低いので、自分が受け取るなら1本柱かなと思いますが、4本柱のなかには3階建てで女神人形が3人!という神殿レベルのものもあるので、4本柱が入荷するとテンションが上がります。
これまでに見たなかで一番背の高かったものは 163センチ!! で、私より大きく育っていました。
もちろん価格もそれなりですが、栄誉の大きさが形として表れているので感動もひとしおでしょうし、表彰式に登場すれば見栄えもよく、頂点を目指して士気も上がりそうなので、大きな大会にはおすすめです。
トロフィーの作り方
中心にはシャフトが通っている
どんなトロフィーでも、中心にはシャフトと呼ばれる金属の棒が通っています。
そのシャフトの先にTナットを取り付け、Tナットに向かってトロフィーの一番上になるパーツから通していきます。1本柱の場合は、パーツの最後に台座を通して、バランスを整えながら、シャフトにナットを締めたら出来上がりです。
4本柱については、台座の代わりに4本の柱をつけた中板を取り付け、階を重ねたのち、底板をつけてナットを締めます。
ところで、トロフィーの最後のナットは締め終わるところがありません。シャフトに沿って、締めたら締めるだけ締まっていきます。
以前、新人さんに「パーツを整えて、ナットを締めて」とお願いしたら、しばらくして背後でパーン!!!「キャーッ!!!」と聞こえて、振り向いたらトロフィーが飛び散っていました。
幸いケガはなかったのですが、樹脂が割れて飛び散るほどの力で締め続けていたのだと思うと、今でもちょっと笑えます。
さまざまな種類の人形がある
トロフィーのてっぺんには、はじめにつけたTナットがついていますが、ここに人形を取り付けて、はじめてお客様のもとに届けられるトロフィーが完成します。
手元のカタログでは、スタンダードなサイズの人形だけで45種類もあります。
選び方に決まりはなく、1本のトロフィーにひとつの好きな人形を指定することができます。これまでで一番印象的なオーダーは 豚の人形で「ベスト豚カツ賞」 です。私が検品した豚ちゃんはもう調理されてたんだな…と。
野球や水泳など、テーマがはっきりしている場合は選びやすいのですが、まだメジャーではない競技や、ニッチな趣味での表彰だと、専用の人形がいないことがあります。
そんなときに活躍するのが、女神人形 です。
女神人形は万能なので、スポーツ大会、読書感想文コンクール、料理コンテストなどどのような場面でも使えます。人形のデザインが左右対称なので、シルエットも美しくてよいですよ。
プレート(銘板)を取り付ける
表彰品にプレート(銘板)は必須
トロフィーに限らず、メダル・楯などすべての表彰品には プレート(銘板)がついています。
プレート(銘板)の作成は、まずはデザインソフトで原稿を作成、お客さまの原稿確認ののち、レーザー彫刻機での彫刻という流れで進みます。原稿は、お客さまのご注文に沿って作成しますが、彫刻内容の選び方や並び順など、疑問や不安のある場合はご相談ください。
お客さまのご希望を確認し、バランスよく見えるデザインで原稿をお作りいたします。
こうした手順を経て、大会名や名前が入ったプレート(銘板)を取り付ければ、トロフィーは完成です!
リボンを掛けてお届けします
お祝いごとには紅白リボン
完成したトロフィーに、最後に紅白リボンを掛けます。絶対必要というわけではありませんが、ちょうちょう結びのリボンがついていると華やかさが増します。
お届けする側としては、リボンを掛けたら「できあがり! いってらっしゃい!」という気持ちになります。
成果を讃えることでモチベーションをアップしてもらうというのが、表彰の大きな目的です。
トロフィーのパーツにはレッド、ブルー、グリーンなどカラフルなものもありますので、受け取るひとの好みに合わせるなどして、喜んでもらえる、気分が上がるものを選びたいですね。
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